2010年7月7日

地区制の考え

これからトウキョウあたりでもやりだすかもさはもっちゃ高いが(どこ語だ)、「自治圏の移譲」は流行というか、中央集権一本槍でやってきた近代日本の行政区画が経済発展面ではおわりに近づいてるというかもうその限界効用はすぎたみたいなので、水戸かきたいばかどっちか先にやるといい。

きたいばでやれる策としては、つぎの広域圏ごとに「地区長」をえらび、かれらに自治権限として現行法で可能なすべての権限を委譲し、ほかへ干渉させないことがあるのではないか。
つまり中郷地区・大津地区・磯原地区・華川地区。(あるいは華川と磯原は中学校見たく統合してもいいのだが、どうも山びとと海びととでは考え方に昔から差があるみたいで、そもそも意向が違うのだから協調させなくてもいいとボクは思う。山は山でのんびりやりゃいいし、海は海でばんばん進めばいい。この両者を同列にあつかうのはムズイ。特に経済の方針的にそうなる。どっちかがいやおうなく歩み寄るまではそうしてればいい。)
でこの地区に限っては租税率・土地区画・自警団とか要は行政の基本機能を勝手につくってもいいですよとしておく。代表は、市議会に出席させる。超薄給で。というのは微妙だが。最終的には市議会の権限と市長のたてまえに従うべきだけど、その内部でのはなしあいを地区ごとの意向をもちださせてより詳細にしようというわけだ。

で、それらの間に一定の競争関係みたいのをみちびけば、今ある矛盾みたいのは減るかもしれん。つまり大津野郎がこっちのまちなかでチャラチャラタバ高生してんじゃねーよ、とか商業化した中郷地区住まいのくせに華川の平和な山里へ口出すんかいとか、磯原住まいなのになんで童謡ムードじゃないのよとかそういうものだ。そんなのあるのかもしらないけど。ビミョウにしかないからいわれないのかもだが。

けっきょく、各地区の問題点とか希望は本人らがいちばん知ってるわけで、相互干渉させないほうがいい。まちの人はつぎつぎ発展したいかもしれないし、山や海やの人はほっといて欲しいだろうし、中郷の人は温泉やるなり畑やるなり放っといてほしいと思う。
で、こういうプラン詳細を市長に一任しちゃうと、ようそろーvs国道バイパス化みたいないらん地区間バトルが頻発し、全体として長い目でみたとき調和が乱れる。先代と意向が違いすぎると各地区がばらばらに動いてしまう。炭鉱跡の活用なしとか、工場でなにやってんですか、え、温泉つぶれんですかとかはここから出てきた。地元の内情しか知らないのだからそれは仕方ない。

それらの中で福祉のレベルもびみょうに変えたらいい。華川ではおとしより一軒家見回りとか必需だし、まちなかではうざいから町内会をのぞいてそれはいらないかもしれない。こういう行政奉仕のこまかな分配は中央集権ではたぶんムリか、陳情聞ききれないのでむずい。
大津地区では絶景鄙び旅館やら美術館やらようそろーの文化施設と港多いので泊りがけアンコウ観光にも特化したまちづくりにできるだろうし、その場合わざわざ市の許可とか市や県ののろい計画道路敷きとかにかまってなくても地区権限でプランを提出し、部分認可された途端にやってしまえばいい。中郷は農家とああいう商業施設に土地売った人らの間で所得ギャップを是正してほしいと思われ、それには固定資産やら法人税を累進化すべきかも。かもめ。