2010年7月19日

図書館の考え

かなり前衛な考えだから理解されるかわからないが、市立図書館がてぜまという意見にどう拡張するかという議論は、この方針はどうだろう。
可能ならだけれど、いま上桜井のとこにあるヤマダ電機くらいの規模のとても簡潔な倉庫っぽいだだっぴろいたてものをつくってそれをぜんぶ倉庫型の開架書庫にする。出入り口で管理すればいい。

敷地として、むかし、今の図書館のうらには自動車整備工場があったのだけれどそこがいい。ただし本は水浸しになったらおしまいなのでこの倉庫システムは床高を相当高くする必要はある。だからスロープ(迂路)かエスカレーターでそこまで足腰のつよくないヒトも誘導することだけは必要だが、ほかはとくに工夫もいらない。イメージとしてせんだいメディアテークの図書館を平屋でだだっぴろくひろげたみたいなもの。

倉庫というのはいくらでも転用がきくし、平屋なら安価にたてられ、しかも改築や建て壊しも自由にできる。わざわざあたらしい図書館を(どうせ電子図書化していけばそんなふるいものは利用されなくなって高級すぎるたてものそのものが無用になる)ゼロから建てるよりは、この方針のほうが実があるとおもう。で、いまの図書館のたてものは閉架か貴重書か管理者用にすれば持つと思う。
最近の再開発ではいままであった思い出深いタテモノをすぐぶっつぶしてなにもなかったことにしようとするが、あれだけは避けてほしい。なにか過去がすべて消えた気分でまことさびしくなる。市民が寄付すらしてでもできればあの今は図書館としてつかわれてる建物は保護・補修して遺したほうがいいかもめ。
サイアクでも、表参道ヒルズの場合みたいに一部はのこすべし(調べによると、あれは原型で建て替えたということだ。そういうアイデアもある)。あと屋上は開放して市民の憩いにすればいいと思う。屋上というのは行ってみればわかるがとてもいい場所だ。空しか見えないし、空気がいい。それを昼休みでも何でも利用しないのは市民として損失とおもう。