2012年8月4日

県名を変えること

 単純に、名称を水戸県か水戸府または水都にかえてしまえば、総合ブランド研究所から7年間うけつづけている風評被害は避けられるだろう。水戸は有名だからだ。(水都はスイトともみととも読める。みは美のかなだから、たとえば美化する名称としては美都でもよいとおもう。)
 水戸の語源はみなと、にあるらしく水府という名称もあるから、ほかの自治体とおなじく都構想をつかうことによって県央での二重行政の解消とともによい意味での有名さを即座にえることができる。

 明治時、不当に冷遇されたために上意下達で茨城というかならずしも美名とはいいきれない独特の名称になったわけだから、自分たちで名乗りを変えるのはむしろ賢明な選択といえる。

 あるいはこれらよりも、世界的にはHitachiという名の方が有名なので旧国名からそちらをえらぶのも長期的にはよい選択だとおもう。国際社会ではヒタチ、といったほうが通じ易い。
 どちらかといえば、日本人というのは福沢の脱亜イデオロギー以来仰いでいる欧米社会での評判にすぐ左右されるので、イギリスの高速鉄道にも名が冠されているこのヒタチという名義を維持している方が総合してむしろよい結果になりやすいだろう。「ひたち都」、というのは慣れれば言い易いはずだ。

以下の猪瀬直樹氏のツイッターにも、受注された高速鉄道車両にあるHITACHI表記の画像が。欧州ではヒタチ、という日本で聴くのとおなじキャッチでコマーシャルが流れているということ。これをかえりみると、将来的にはトウキョウよりもヒタチの方が国際的に有名になる可能性も十分ある。
https://twitter.com/inosenaoki/status/231720195696259073
https://twitter.com/inosenaoki/status/231687555756744704
https://twitter.com/inosenaoki/status/231681460124385280