したの記事によると、効果ありませんというのは精確ではないし、ちょっとかんがえ違えをしている。
あれだけ広大な汚染された山河をすべて、人の手でキレイにすることは不可能だ。そのために、2000年の期間をみつもって、できるだけ広大な敷地へひまわりのたねを空からまくべきなのだ。
現代人はかんがえが浅く、その展望がみじかすぎる。2000年など、全生物の歴史にくらべても、人類史にくらべてすらそれほど長い期間ではない。いまから2000年後の常磐圏の命運をにぎっている植物なのはまちがいない。だからNGOでも行政でも個人でも、この「放射能を微量ながら毎年吸収してくれる」ありがたいひまわりを、人間がはいりこむのは困難な汚染地一帯にまいておくべきだ。それが将来の人類その他から感謝されることになるだろう。
したの記事はこうかきかえるべきだ。「わずかながらたしかに効果があった…」と。人為が自然の治癒力にまさるなどとおごるべきではないだろう。もしそうでなければ、人間の入り込めないあまりに広大なあれだけの汚染をどうやってとりのぞこうというのか?
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110914-OYT1T00965.htm
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ヒマワリ除染、効果ありませんでした…
福島第一原発の放射能漏れ事故を受けて土壌汚染の除去実験を行っていた農林水産省は14日、放射性セシウムを吸収するとされていたヒマワリには「ほとんど効果がない」との実験結果を発表した。
表土を削り取る手法には効果があったものの、大量に発生する汚染土をどう処分するか、課題が残る形だ。
実験は今年5月から福島県飯舘村などの農地計約70アールで、〈1〉表土を削り取る〈2〉水でかくはんし、流す〈3〉表土と地中の土壌を入れ替える〈4〉ヒマワリなど植物に吸収させる――の4種で実施した。
このうち、最も効果が薄かったのが〈4〉で、5月に種をまき、8月に開花したヒマワリの場合、土壌1平方メートル当たり約107万ベクレル含まれていた放射性セシウムのうち、吸収できたのは約2000分の1の520ベクレルにとどまった。
一方、表土の削り取りでは、地表から深さ約4センチまで除去した場合、同セシウムの地表の濃度は25%に低下。牧草などが生えている場合は表土3センチを削ると濃度が3%にまで低下した。表土と地中の土を入れ替えた場合は、全体量は減らせないものの、地表の同セシウム濃度は低減できた。
��2011年9月15日09時09分 読売新聞)
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