2010年6月26日

けさおもいついた

カン違いされると困るが、けさ思いついたに、きたいば方針の基本姿勢としては「仙台にマンマーク」してりゃいいのではないか? これは作戦としてはまちがいないと思った。

なんでかっていうと、この辺りって地政的にいわきとひたちの間の圏なのでその両方の文化に影響を受けやすいわけだが、そのどちらも考えようによっては関東圏と東北圏の中間地帯にある。要するに属してるのは名目上も関東だけれど、東北へはどこより目がつけやすい。半分あしをふみいれるかいれないかの要害の地にいると言っていいだろう。
だから雨情の祖父が宿命を背負ったみたいに伝統的にもそうなのだろうが、仙台圏との最北端としての通訳か諜報になる可能性が高い。結論から言うと、関東の戦略としては覇権は持っておきたいわけだから、そのへんはわれわれとしても協力すべきでしょう。
が、われわれ自身の利害からいえば関東に染まりきるのもどうかと感じるふしがどこかにあるはずだ。なにせ半分以上いわきに親しんでるし、商業や観光にもつながりがつよいのは事実で、ある種甘えさせてもらってさえいるので(たとえばいわき市立図書館でもキタイバラキは隣接自治体あつかいしてもらったりしてるわけ。頼んだのでもないだろうに、おそらく好意から)。

ということで、われわれの使命としては自分らとして東北最大の都市な仙台には関東圏の一員として最大限注視せよみたいな所にある気がした。なんでこれを思ったかっていうと、ビジネスホテルアーバンに停まってた車のナンバーが横浜・多摩、で水戸だったから。そんな遠くから何の用事か? いくらなんでもわざわざこの関東の最果てまで。

われわれとして仙台に決して自由にプレイさせなければ関東への貢献は多大なものがあると見た。(その意味で、水戸や東京ふくめわれわれは基本的に関東系の都市とは張らなくていい気がする。張ってもそっち方面の政治・経済界の伸び幅で勝てる確率はほとんどない。
が仙台は大型な相手だが、立地そのものがわれわれきたいばと大変似ており、単に人口が多いだけで前も書いたが「教養の質」みたいな点ではかえって向こうのが不利な条件にある気がする。東北はやはり奥の細道の世界なので、首都圏の情報はほとんど一足遅れてしか入らないのだ。それがわれわれの、都心により近く小回りが利くからずっと有利な点だろう。)
性格として自由にやりたい仙台にとってはその内情や戦法をいつの間にか見透かされるみたいでややこしい相手かもしれんが、地域ごとの競争とは結局そういうものではないか。作戦勝ちが基本だろう。ちょっといわきへ行けばすぐ東北圏の主要情報は手に入るのだから。われわれは仙台へ照準してつねに動向を何歩か先駆けるようにしてれば失敗しないと見た。

どうでもいいことだが、ツバメはとてもかっこいい鳴き方をする。けさ聞いた。あの体格でああ鳴くとは。かもめもちょっとビビるほど鋭い。