2020年3月1日

コロナウィルス患者数を減らすには複数の対策をすべて組み合わせると劇的に効果がある

茨城県・筑波大、倉橋節也教授のAIシミュレーション(模擬)によると、コロナウィルス重症患者の低減率は

・学校閉鎖のみ → 低減率2.2%
・テレワーク等複数をくみあわせると → 低減率64%

倉橋氏「…1対策だけ行っても、効果は薄い。…有効な対策を組み合わせて徹底することが重要」

(問い合わせ先、資料
・筑波大学 http://www.tsukuba.ac.jp/ 電話:029-853-2111 住所:茨城県つくば市天王台1-1-1
・サンデーステーション 2020年3月1日(日)16:30~18:00 テレビ朝日
https://kakaku.com/tv/channel=10/programID=74091/episodeID=1343273/

 シミュレーションでは新型コロナウイルスについて、これまでに分かっている感染力などのデータを基にAIを使って1120人の架空の集団を想定して感染がどう広がるかを計算しました。
 そして、さまざまな対策をとった場合に入院する患者数をどの程度減らせるかを試算したところ、時間差通勤では5%、職場や学校で人と接触するのを避けたり、手洗いを徹底したりした場合は11%、それに職員の半分をテレワークにした場合は15%などとなりました。
 一方で、これらに加えて商業施設などでも人と接触するのを避けたり、発熱後に自宅待機したりする対策をすべて組み合わせて行った場合は入院患者の数は64%と大幅に減るという結果が出た

入院する患者数が減った割合
▽発熱後に自宅待機した場合は1%
▽時差通勤を行うと5%
▽電車内で人との接触を避けた場合は5%
▽全校を学級閉鎖にすると7%
▽職場や学校で人との接触を避けた場合は11%
▽職員の半分をテレワークにすると15%など
――NHKニュース『新型ウイルス 研究者試算 対策組み合わせで入院患者6割以上減』
(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200220/k10012294081000.html)