市内発の発明品として「和み蛍」はけっこういい。ただ一つおもうのは、あまりに本物に似過ぎてて偶像崇拝っぽいのが問題だ。もうすこしメカニックで、昔のアイボみたいなロボほたるってのがあきらかにわかるまで改良したら完成度があがる。
特に都心の子みたいないちども蛍みたことない層が機械のほうを蛍だとおもいこまないとはいいきれないので、ある程度ニセモノっぽさを出したほうが好ましい。人工養殖や品種改良した生きた蛍の輸出ならそういう問題もないかもしれないが。
で、日本人の特色として『逆輸入に弱い』のを利用し、まずは外国展開が重要だ。いちど先進国内や広く途上国で認められると、どんなものでも驚くほど崇拝しだすのが日本人といういきもの。
自分が最初に協力せよとおもうのは、あのChozen English Schoolや市内の姉妹都市からいらした英語圏話者にうまい紹介文を書いてもらうこと。かれらが書いてくれてるからだとおもうが、驚くほど北茨城市の英語版ウィキは出来がいい。やはりもつべきものはかしこい友なのだ。
で、以前テレビでみたがWiiスポーツ(擬似的に室内運動できるテレビゲーム)をイギリスの老養院へもってったら大人気と。真偽は不明だが王室もWiiもってるということなのでまったく事実無根ではなさそう。
こういう道理で、和み蛍をおみやげにノースアンバーランドあたりとの姉妹都市提携を結びに行き、老養院や児童養護院や幼稚園やへ贈り物をし、いちどイギリスで認められたとなったら今度は日本人がてのひらを返して誉め立てるのがまちがいない。皇族ふくめ最近のイギリス崇拝論調は利用できねばならない。
まずほかの国へはこのあとでもちこめばいい。なぜかといえばまえ宗主国だった場所がいくらでもあるから下賜品みたく受け入れられやすいし、アメリカや香港、オーストラリアやニュージーランドほか英連邦所属国はいうまでもない。そこらの成果があがれば、もう星中で敬わないひとは殆どいない品物へ格上げされるだろう。
だがまちがってこの逆の手順で、どこでもいいから計算抜きで国内へ売り込みその後外国へもっていっても、あまり人気がでないばかりか特に日本人自身から馬鹿にされる確率の方が高い。日本人は国産品をありがたがらない習性がある。それが独創的なほど。
あと確実な需要がみこめるのは、都市部で蛍が絶滅して、子供のころならみた記憶がある老人ホームとかのお年寄り、あとは本物をしらない幼稚園や学童保育園へだ。勿論市内や周辺地域へも例外ではないというかそっちが先かもだが。
こういう地区へ、可能ならばダイレクトメールで一件ずつ、くわしい広告を直接送付するべし。すくなくともなぐさみものにおもしろそうだから二、三個買ってみるかというひとが過半数を超えるはず。最も下手な販売は、適当に電気屋や玩具屋へもっていくこと。まず機構が単純でショボイという理由で陳列方法ふくめ排除されるか初期ロットを除き返品されるくさい。
市民への販売ふくめ特産物としてお土産化するには、商標登録か特許取得が前提だが、磯原駅のキオスクに置いてもらうこと。そうすればたいていの利用者(市内在住者や通過者)は珍しいものとして子供に一、二個買うきになりそう。要するに、広告チラシによる注文生産と市内のキオスクでの直接販売しかしないほうがよい。そうすれば特産物として希少価値が出るし、濫造されず高値でも売れる。