2012年9月29日

ダウンロード刑事罰の忌避

ダウンロードの刑事罰実施は、茨城県では最大限、おこなわない方がいい。
 これは過去の人類史で「先端技術」分野をおくれた思想をもった国家権力が弾圧したばあい、その国が後進化してしまったから *1)。
*1) プロテスタントとむすびついた毛織物産業者を駆逐したスペインやフランス、ユダヤ人とむすびついた科学者や資本家を放逐したドイツがそれにあたるか。
参考URL http://www.systemicsarchive.com/ja/a/hegemony.html


 刑事罰という国家権力による事実上の検閲で潜在的・顕在的抑圧がおこり、インターネットをとおした通信の秘密がこわされ、結果、全体からみればごく少数の音楽・映画業者の利権のためだけに先端技術への適応がおくれがちになるだろう。単に民事罰のままにしておけば権力が最小しか介在しなかったはずで、こういった少数者にとっても容易に個別賠償請求できるから公費を無駄につかわないですみおおきくみて合理的なばかりか、情報の後進化にはつながらなかったろう。
 ダウンロード違法化はこうして、国家にとって害がおおきい悪法とよべるが、県警というレベルでこれをできるかぎりもちいない様に工夫することで、県内の情報産業がほかよりまさる誘因をもてるだろう。