2011年11月5日

公共図書館の電子化のはやいながれ

土浦の西洋クラシックの音楽ライブラリー(http://www.t-lib.jp/WEB_SOUCE/howto.html)に続いて、したに引用したニュース(*1)によると和歌山県有田市でも遠隔地サービスの一種として電子図書館をはじめたらしい。
このリンク先で。(https://www.libeaid.jp/aridagawa_lib/ 有田川web library)

かなり以前の記事でも言及したが、「知識普及の意欲」に応じて、トップダウンの横並びではなく各地域の図書館管理者が独自に電子化をおこなっていくのが現実らしい。逆にいえばこういう有能な管理者がいないとき、公共の共有財産である図書館資料が電子化される日はとおい。

 この市にかぎっていえば、知的水準に問題のある地域性とくりかえしのべてきたが、したがって知識の普及のための工夫にはやりすぎというものがないだろう。もしやりすぎというほどやっても、全国や全地球水準からみて最高の知的段階にいたるのはごくむずかしいほど遅れている、とかんがえていい。さもなければノーベル賞くらい何十から何百も市内でえているだろうから。

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��1 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111104-00000302-yomidr-sci
全文引用
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行かずに読める「電子図書館」 iPad活用
読売新聞(ヨミドクター) 11月4日(金)11時29分配信

 和歌山県有田川町は3日、図書館に行かなくても、電子書籍をパソコンや多機能情報端末「iPad(アイパッド)」で借りることができる「電子図書館」を、県内で初めてスタートさせた。

 小説や絵本、語学教材といった電子書籍約1000タイトルを購入したほか、著作権上、電子化しても問題ない郷土資料なども用意。24時間利用でき、遠隔地でも手軽に本に親しめるようになることが期待できるほか、貸し出しや閲覧が難しかった古地図や古文書などを電子データ化することで、画面上で閲覧できるようになるメリットもある。

 同町は、図書館とカフェを融合した施設「町地域交流センター」を2009年に同町下津野にオープンさせ、本に親しみやすい環境整備を進めてきた。町中心部から遠い地域の人にも利用しやすいようにと、民間企業が開発した電子図書館システムを導入した。

 電子図書館は、インターネット上の専用ページで希望する本や資料を探して選択し、ダウンロードする。1度に5冊まで借りられ、1週間の貸与期限を過ぎると自動的に読めなくなって返却されたことになる。iPadの場合、専用の無料アプリを使って閲覧する。

 動画や音声情報も盛り込んだ図鑑など、市販されている電子書籍約1000タイトルを3冊ずつ用意。また、町史や古文書といった町の持つ資料を順次スキャナーで読み込むなどして電子化し、閲覧、貸し出しできる資料に加える。

 古文書や古地図などは資料保護のために貸し出しはできず、一般の閲覧も難しいのが実情だが、電子化すれば容易に閲覧でき、児童・生徒の学習に役立てることも可能となる。

 電子図書館の利用対象者は、有田川、湯浅、広川3町と有田市に住んでいるか、有田川町に通勤、通学している人。「有田川町Library」(http://www.town.aridagawa.lg.jp/library/top.html)のページから、「有田川Web―Library」に進む。問い合わせは同センター(0737・52・4730)へ。(仁木翔大)
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