2015年7月14日

脱世界遺産業

 わが茨城県は世界遺産産業から最も先に足を洗い、最大でも日本遺産登録を中心に方針転換していくべきである。なぜなら、世界遺産産業はその過程のみならず末路が悲惨であることがわかっている。まず地元民生活が破壊され施設維持費のために観光依存度が高まった為に第一次と第二次の基幹産業が衰退、やがて施設を維持しきれなくなるか、自然環境の変化で遺産が消滅すると登録をはずされ、後に残るのは荒廃した産業のない、堕落した怠惰な民衆だけになってしまう。
 これに対して日本遺産規模ならば大規模な世界中からの観光客は来ない上に、比較的マナーのよい日本人観光客相手ならば最低限度の観光集客にはかなう。さらに、外国人でさえもまっとうな客ならば世界的観光地の俗化しきった場所をうろつくより、地元民の好む質の高い名所、秘境をみてみたいとおもうものだからだ。