2013年4月22日

Idolの逆選択性

 アイドル・偶像・つまり「つくりもののにたかたち」という名義でおこなわれているのは、現代版の舞妓・芸妓・韓国版で妓生といった老人慰安部の活動とおもう。これは高齢化社会で所得の過半がとしよりがわにあること、またそれらのとしよりたちの趣味が非宗教的で卑俗なことの2つが条件になっている。これらの活動は女性からみれば専業主婦の様な貞操観念の必要な人生あるいは中流生活にむけては不名誉や不評という損失がたかいので、地域の商業化で中流生活の保守性が崩壊し一帯の経済構造が二極化あるいは格差社会化しはじめたことを意味している。逆選択がつよまっているという意味でも、それら舞妓が活発な地域は男性の競合力がひくいはずだ。
 つまり、競合力のたかい男性がそれら舞妓のはやった地域では任意に希少となっていて、背後には生活面でのなんらかの悪条件があるのだろう。いいかえれば寡占的または独占的市場秩序が発生している。これを政治的にみれば憂慮にあたいする地域であり、所得への調整的措置を強化すると同時に特にあたらしい家庭をつくりえるわかい男性が自立できる経済助成が必要なのかもしれない。また一般にこういう地域は存続次第でつづけられた逆選択のため、なんらかの形質上の退化またはneoteny化がおこる。