2013年2月14日

水戸市の高級文化サロン計画

 ところで現在、茨城県水戸市で「第1回世界チョコレートフェスティバル」という催しが行われている。水戸市は2005~2007年の総務省家計調査品目別調査で、世帯あたりのチョコレート購入額1位。2009~2011年の調査でもチョコレートで9位(5116円)、菓子類全般で見ても全国2位(9万2362円)と、全国有数のスイーツ都市と言えそうだ。

 では、全国No.1のスイーツ都市はどこか。全「菓子類」で総合No.1は石川県金沢市(9万5110円)。金沢市は「ようかん」「まんじゅう」を除いた「他の和生菓子」(1万6952円)や「チョコレート」(5840円)でも1位を獲得している。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130213-00000011-pseven-life

 水戸市はまた、統計局の家計調査(二人以上の世帯)によれば、メロン購入額(1世帯当たり年間の支出金額及び購入数量)が全国1位と統計局の調査ででている。茨城はメロンの生産量も全国1位で、全国の1/4を収穫している。



http://www.stat.go.jp/data/kakei/5.htm

都道府県別 メロン生産量ランキング一覧
メロン 収穫量及び出荷量 (平成21年産)
ランク 収穫量t 出荷量t 前年産対比収穫量% 前年産対比出荷量%
 全国 199400 181100 96 96
1 茨城 46500 43700 99 100
http://www.japan-now.com/article/192626160.html

 つまり、水戸市が菓子文化全般で全国2位にあり、茨城県はメロンという高級品でも全国1位の生産・消費地ということは、石川県の金沢市を研究してそのうえをめざせば日本一の菓子文化の都市にできる。兼六園もかさなるから、この庭園と文化という2面から金沢市を十分研究し、換骨奪胎でそれを改良するかたちによりさらに、すぐれた都市をつくっていく必要があるだろう。
 同じ統計局の平成21~23年平均の家計調査品目別データ、菓子類(エクセル:46KB)の購入金額によれば、金沢市は「他の和生菓子」と「チョコレート」で1位、「カステラ」で2位、「チョコレート菓子」と「アイスクリーム・シャーベット」で3位になっている。水戸市の得意分野というのはきわだっていない。つまり、全般的に菓子文化をもりたてていくなかで、和菓子、チョコレート、チョコレート菓子、カステラ、アイスクリーム・シャーベットを重点的な販売目標にすればよいことになる。
http://www.stat.go.jp/data/kakei/zuhyou/rank09.xls

 庭園文化とみて、千羽湖畔と偕楽園をみわたせる場所にかずおおく喫茶店をつくればよい。そしてそこを上述の高級品の提供をおもとした首都圏最大のいこいの場として、貴人のたむろするさかりばにすればよい。いってみれば、全世界から第一流の貴族と文人があつまる高級文化サロンを、偕楽園の付近につくりだせればいい。単に烈公のすでにつくった好文亭を模し現代化した大規模再開発計画なので、うけいれられやすいだろう。そして将来的に、地球でもっともひろい都市公園へと偕楽園を拡張し、さらにその質を高貴に展開していくべきだ。
 こうしてLRTかtube(地下鉄)かはきめられていないが、つくばとの直通化も必要になるとおもわれる。おそらくチューブ化の方が防空対策とみてもすぐれており、LRTはひろがった構造をもつ水戸市内循環バスがさらに環境学的かつ電気的に効率化され代替されるものだろう。