2010年10月11日

市の褒章、勲章制度

ある特定の目当てに叶う形質をいきのこらせる条件づけには、賞罰原理が最も有効だろう。要はすぐれた業績をあげれば誉めることだ。

だから先日かいた罰則規定の厳格さも下生えの最低限度をひきあげるには有効だが、上限へはできれば、市で「名誉勲章」みたいなものを積極的にあげて、周りの模範になる人物を目立たせるといい。

 市で俳句を募集するまではいいが、いまいちその褒章がめだたない。特に中学生なんか出そうと当選しないからひねくれて応募しないことにすらなっている。

だから市報にいいのを載せるとか、簡易な俳句集なりに選者をえりぬいてまとめさせるとか、最高の場合は報奨金や市内で優遇される各種条件を与えるといい。市内循環バス乗り放題パス贈呈とか、美術館のそういうのとか、山海館なりなんなりの宿泊付きお食事券とか。
で、俳句にかぎらず、基本はどうしても市の立場としては芸術関係にかたよりがちかもしれないが、とかく市の誉れとなる学術作品なり功績高い仕事なりを成し遂げた人物を注意深く鑑査させ*1、でその人物へちゃんとした通達なり役員の派遣なりで周知される様、表彰する。

この過程(つまり賞罰の原理)をくりかえせば、欠点とおぼわしき特徴を克服し、長所をのばしていくことも今より容易にできることだろう。放置しておくと雑草しか生えない庭の様に。


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この役目には特別な「目利き」が必要だ。並の学芸員ではいけない。下手に三流へ頼めば逆効果すらありえる。無理かもしれないが最善の手でいえば水戸徳川家へ是非とお願いするという裏技はどうだろう。