福島第一の前、海底に「フタ」…汚染土拡大防止
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120221-OYT1T01050.htm?from=y10
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特集 福島原発
東京電力は21日、福島第一原子力発電所の前面海域で、放射性物質で汚染された海底土の巻き上がりを防ぐため、セメントを混ぜた粘土(被覆材)で海底を覆うと発表した。
クレーンを載せた船で「シルトフェンス(水中カーテン)」の内側に被覆材を投入する。今月下旬から本格工事に着手し、3~4か月で完成させる。
覆土の範囲は、海岸から沖合約80メートルまでで、幅は計約900メートル。面積は約7万2000平方メートルで、東京ドームのグラウンド面積の5・5倍。被覆材の厚さは約60センチの見込み。
福島第一原発では、4号機前の海底で昨年11月に採取した土から1キロ・グラム当たり最高160万ベクレルの放射性セシウムが検出されるなど、汚染水の漏出などによる汚染が深刻だ。周辺海域への拡散を防ぐためにシルトフェンスを設置しているが、今後、作業船の出入りが頻繁になることなどから、より確実な対策を取ることにした。被覆材の寿命は約50年とみられ、その後の対応は改めて検討するという。
��2012年2月22日01時40分 読売新聞)
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