2011年6月17日

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御県知事の賢明なること誠この上なし。
東海第2原発:防潮堤は「コ」の字形 原電が効果高める計画 知事は慎重姿勢 /茨城

この記事からみても、この御方は信頼しておけば間違いないと理解できる。正しい判断力というのはこの世で最も得難いものでもある。
 脱原発イデオロギーによる神経症は、それ自体おろかしい。廃炉まで時間もかかるので、防衛上も同じ。単に漸次逓減させるのが次善。
なお一部の記事によれば、少量の放射線はかえって健康によいという仮説もあるらしい。以下引用。

http://www.snsi.jp/bbs/page/1/page:4

http://megalodon.jp/2011-0617-1734-31/www.snsi.jp/bbs/page/1/page:4 (魚拓)より

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■■■■ T.ラッキー教授の論文(2008)のまとめ ■■■■

��.胎児への影響

先天性欠陥、死産、白血病、癌、死亡率、男女割合、幼少期の成長・発達度、遺伝子異常、突然変異から血清タンパク中のDNAを50年にわたり調査した結果
��1)広島・長崎298,868名の子供達からは何の影響も見いだされなかった。
��2)1Sv以下で10-90mSvを浴びた胎児の方が死産・先天性異常・新生児死亡率が低かった。
��3)3Sv以上浴びた胎児に小頭症や知的障害が発生している。

��.癌(白血病)発生率
��1)長崎で310-690mSvの被曝をした人々(2,527名)に白血病での死者は0
��2)長崎で390mSvの被爆者(25,643名)に白血病での死者は0
��3)広島・長崎で260mSv以下の被爆者は白血病死亡率は平均値(1万人に18名)以下
��4)1950-78年でガン死亡率は1.2Sv以下の被爆者は年平均(2.3人/1000人)以下の年2.1人/1000であった。
��5)1950-78年で広島・長崎の250mSv以下の被爆者のガン死亡率は一般平均を1とすると0.9となる。
��6)長崎では3Sv以下の被爆者のガン死亡率は一般平均を上回ることはなかった。
��7)広島・長崎でのガン死亡率は60mSvを被曝したグループ23,000名は一般平均より低く、かつ平均寿命が長い。
��8)広島・長崎でのガン死亡率は20mSvを被曝したグループ7,400名ではさらに著しい低下があった。

��.寿命について
��1)100mSv~1Svの被爆者の子供50,689名の死亡率は一般平均より低い。
��2)同年齢のグループとの比較では癌を除く死亡率では1.8Sv以下の被爆者は65%であった。
��3)広島・長崎で2Sv未満の被爆者20,000人の平均寿命の短縮は認められなかった。
��4)1950-85年の死亡率は700mSv以下の被爆者で相対的な低下が認められた。最小値は140mSvの被爆者。
��5)45歳から75歳の年齢では、5mSvよりも10mSvの被爆者の方が死亡率が1~3割少ない。(より強い放射線の方が長寿であったという意味)

��.水爆とチェルノブイリ
1954年(昭和29年)のビキニ環礁で被曝した第五福竜丸の乗組員23名中、6.7Sv被曝した一人は206日後に死亡した。
しかし他の2~5.75Svの被爆者は(論文作成時1993年までの)40年間癌の発生はない。
第五福竜丸はチェルノブイリの場合と酷似している。つまり2Sv未満の作業員209名は誰も死亡していない。

��.考察
引用した論文によると、急性の低線量放射線は日本の原爆生存者へ生涯にわたり健康に寄与したことを示唆している。広島と長崎の人々が浴びた放射線は、いわば「放射線ワクチン」と言える。

一時的に浴びるにせよ、慢性的に受けるにせよ、動物を使った1991年の実験によれば、たとえば以下のような長期的効果があることが判明した。

 1)大量の電離放射線への抵抗力
 2)傷の治癒が早いこと
 3)ミクロではDNAや細胞の修復力の改善
 4)免疫力の強化
 5)罹病率の低下(特に感染症からの)
 6)健全な子孫
 7)死亡率の低下
 8)平均寿命の伸び
など

原爆による放射線の影響を総括すると、結果的には「電離放射線は生命体には不可欠なもので、我々はその不可欠な物質が不足しているかもしれないという仮説」を裏付けるものである。原爆生存者に関する諸研究により、放射線には有益と有害の境界があることが明らかになった。この結論によりフランスの権威ある委員会も全ての放射線は有害であるという考えは間違っているというという確証を発表した。

以上

※全訳文の入手先は 茂木弘道氏 http://hassin.org/まで
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