2013年5月14日

女性の喫煙リスクについて

 喫煙している10代女子はほねをよわめる。
 女性の喫煙は卵巣の老化をはやめる。
 女性の喫煙習慣は、女性の妊娠するちからを低下させるだけでなく、その後の胎児の健康にも悪影響をおよぼす。
 喫煙の発がんリスクは、2000ミリシーベルト以上あびるか、毎日3合以上の飲酒とひとしい。
 飲酒やカフェインの摂取との関係は確認されませんでしたが、喫煙は卵巣の老化を早めることが明らかになりました。また、喫煙習慣は、妊娠する力を低下させるだけでなく、その後の胎児の健康にも悪影響を及ぼすことも明らかになっています。喫煙の習慣がある女性は、妊娠を希望された時点で、禁煙すべきです。
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the New York State Psychiatric Institute の研究チームは、22~49歳の188人の女性を対象に、卵巣予備能を調べました。

卵巣予備能の評価方法は、卵巣年齢の目安とされる4つの指標、前卵状卵胞数とFSH(卵胞刺激ホルモン)の血中濃度、インヒビンB、エストロゲン値を、エコーや血液検査等を調べることによって実施されました。

その結果、喫煙者の血中FSH濃度は、非喫煙者に比べて、23%高いことが判明しました。
ただし、前卵状卵胞数やインヒビンB、エストロゲン値においては違いは確認されませんでした。

また、飲酒やカフェインの摂取は、今回調査した卵巣予備能の指標においては、影響はみられませんでした。

喫煙と血中FSH濃度の関係については、年齢があがるほど強くなる傾向がありました。

喫煙者の血中FSH濃度は、非喫煙者に比べて、30歳では、0.3mIU/ml、35歳では、1.3mIU/ml、40歳では3.2mIU/ml、そして、45歳では、6.9mIU/ml高いことが分かりました。

このことは、喫煙は、卵巣の老化を促進することを示しています。
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妊孕性に影響する因子
2007年02月06日
Human Reproduction doi:10.1093 del496
喫煙や飲酒、カフェインの摂取等の生活習慣が、女性の卵巣機能にどの程度の影響を及ぼすのかを調査した結果、喫煙は、卵巣機能の低下の目安となるFSH(卵胞刺激ホルモン)を高めることから、喫煙は卵巣年齢を高めることが明らかになりました。
http://www.akanbou.com/news/news.2007020601.html


2011年4月25日(月)日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C938195
95E0E1E2E2EB8DE0E6E2E6E0E2E3E386989FE2E2E2;at=ALL
http://blogs.yahoo.co.jp/go_sinzan/36764235.html

放射線と生活習慣の発がんの相対リスク比較
受動喫煙の女性 1.02~1.03倍
野菜不足 1.06倍
100~200ミリシーベルトを浴びる 1.08倍
塩分の取りすぎ 1.11~1.15倍
200~500ミリシーベルトを浴びる 1.16倍
運動不足 1.15~1.19倍
肥満 1.22倍
1000~2000ミリシーベルトを浴びる 1.4倍
毎日2合以上の飲酒 1.4倍
2000ミリシーベルト以上浴びる 1.6倍
喫煙 1.6倍
毎日3合以上の飲酒 1.6倍
(注)相対リスクは、例えば喫煙者と非喫煙者のがんの頻度を比較した数字

日経新聞2011年4月17日(日)朝刊「ナゾ謎かがく」
また弱い放射線をあらかじめ浴びた細胞は、その後の強い照射に対して抵抗性を示す実験結果もある。ワクチン接種によって免疫が強まるような現象だ。低線量の放射線が体の免疫機能を高めるなど体にプラスに働くとの研究もある。