2013年5月26日

市内の国有林について

 北茨城市は市内国有林や市内国有地のかいあげをかんがえ、そのための経費を公有基金としてもうけていくべきだ。さもなくば今回高萩市が標的にされた様、市民全員に公害をもたらす施設を全体主義国家が将来的につくり、市民が犠牲になりかねないから。
 またこのやまのうえに風力発電を、競合入札で事業者をつのって設置すべきだ。単に人家からはなれた設置なので騒音の問題が解決できるうえ、あさゆうのなぎかぜがあるはずなので自然エネルギーによって電力をまかなえ、かつ安定的に市へ電力収入をもたらすはず。現時点でも送電線がとおってはいるが、景観が未来的になるという効果をかえりみて風車のデザインと配置にこだわりをもってえらべば、市内の美観に貢献するかもしれない。実行するにはなんらかの問題がなかったか、あるいは費用分の効果がどうか、景観にあたえる影響もふくめ県内でも先例が石岡辺や神栖辺、日立辺にあるので、それらをすくなくとも参照すべきか。

2013年5月19日

新私立病院の位置

 新市立病院の位置は、中郷町のひとびとにとってきわめて利用しづらいうえ、最大の人口をもっている磯原町からもつかいづらい。
 市立病院が以前の計画どおり、二つ島あたりにあれば問題なかったはずだ。
 市長の豊田氏は、自分のいえにちかい方へとよせるために、市民の信任をうらぎっているとしかおもえない。なぜあれほど中郷町のひとからつかいえないほどとおくに「市立」病院をつくりたいのか。公務員は全体の奉仕者であり部分の奉仕者ではない。

2013年5月18日

県議会による東海村民決定権の無機能化について

 東海村村民はかれらみずからの営利のために将来の県民全員にわたる莫大な外部不経済をもたらしているので、県議会は東海村村民のありえる議員票をかこいこみその決定権の強制無機能化を議決するべきだ。
 東海村は現に日本原子力発電との土地売買契約によって実質的には県民全員に放射能廃棄物のおしつけによる公害をもたらしているむらであり、将来おこりえる事故によっては茨城県そのものを破滅させる原因ともなりえる状況だから、県議の総勢が協力して東海村のおとった内政をかこいこみ多勢に無勢で無機能化することによって、その営利目的のにぶくわるい判断を揚棄してしまうしかない。

追記:あるいは日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構はそれぞれ独立行政法人あるいは大学共同利用機関法人であり、上述の日本原子力発電とことなり、営利企業の体裁をとっていない。しかし加速器実験施設(J-PARC)は将来的に陽子加速器のなんらかの未知の危険実験によって原子力発電所と同等かばあいによってそれよりはるか甚大な被害をもたらしかねない施設とかんがえられるので、県は国だけをたよらず、独自に過去の世界中でおこなわれた実験の既存安全度を逐次たしかめ、すでに前例があって安全度が十分と認識されるばあいのみにかぎって県知事と市町村長、市民、村民が直接承認後のみ実験可能にする公開制度をつくるべきといえる。すでに福島原発事故の前例があるのだから国家の中央政府にたよっているかぎりで県民の安全はまもりきれないのが確定的だ。

2013年5月17日

茨城県に必要な文教主義

 茨城県の総合的原則として、住民ひとりあたりの所得水準を全国1をめざしてあげていくべき、ということはいえそうだ。ただし、この所得がかたよって存在している状態になるのはわるい。重要なのは「ひろく万遍なく、茨城県民全員が所得水準をあげる」ことだ。茨城県といえば全国でもっとも所得がある地域、となることが理想といえる。幸福度をあげるというもっとも基本的な世づくりの目的にもかなう。
 このためには人口密度を抑制しながら、その教育・教養水準をあげることがおそらくもっとも重要だろう。教育水準と所得水準は、巨視的に比例している。いままで、教育・教養の水準は逐次的な一体一対応性がみられにくいことから「実学」あるいはpragmatismという概念をのぞいてこの観点で理解される雰囲気がすくなかったが、先進国のひとりあたり生産性とほかのくにぐにのそれを比較すればわかる巨視的対応性がある理由は、実はひとりひとりの一生の期間にどれほどの蓄財的な家計行動をとりえるか、という生涯賃金の問題と直接関係しているからだ。この蓄財のみをみれば、「浪費をせず、かつ、効率的に身代をかせぐ」という勤倹性が、実質的にはおおまかにその個人の知的段階とひとしいことをしめすといえるだろう。ここにはたしかに厳密な対応性がみえない様な場面もあるが、それは例外的なことが統計的にみなせる以上は、utilitarianismあるいは政治的視野から上述の公理は採用される。
 人口密度をさげることは都市化にともなう公害や健康性の低下、犯罪率の増加あるいは商業化による停滞といった負の側面をすてさせる。人口そのものは、首都圏が東海第二原発という超危険施設を致命傷をおう前に廃止すれば増大しつづけるから、単に都市圏人口を分散させることが必要になるだけだろう。宅地造成のまえにまず交通網を計画的に利便化すること、そして人口集中度につながる中心都市のドーナツ化現象をさけるために、都心部にはたかさ制限や大規模都市公園などを順次に整備してその中心街の人口比を人為的に抑制することが有効。県都水戸に関していえば、LRTや地下鉄などでの市街地の人口集中のさらなる分散と、偕楽園の拡張がさらに人口集中度をさげるために役立つだろう。

2013年5月14日

女性の喫煙リスクについて

 喫煙している10代女子はほねをよわめる。
 女性の喫煙は卵巣の老化をはやめる。
 女性の喫煙習慣は、女性の妊娠するちからを低下させるだけでなく、その後の胎児の健康にも悪影響をおよぼす。
 喫煙の発がんリスクは、2000ミリシーベルト以上あびるか、毎日3合以上の飲酒とひとしい。
 飲酒やカフェインの摂取との関係は確認されませんでしたが、喫煙は卵巣の老化を早めることが明らかになりました。また、喫煙習慣は、妊娠する力を低下させるだけでなく、その後の胎児の健康にも悪影響を及ぼすことも明らかになっています。喫煙の習慣がある女性は、妊娠を希望された時点で、禁煙すべきです。
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the New York State Psychiatric Institute の研究チームは、22~49歳の188人の女性を対象に、卵巣予備能を調べました。

卵巣予備能の評価方法は、卵巣年齢の目安とされる4つの指標、前卵状卵胞数とFSH(卵胞刺激ホルモン)の血中濃度、インヒビンB、エストロゲン値を、エコーや血液検査等を調べることによって実施されました。

その結果、喫煙者の血中FSH濃度は、非喫煙者に比べて、23%高いことが判明しました。
ただし、前卵状卵胞数やインヒビンB、エストロゲン値においては違いは確認されませんでした。

また、飲酒やカフェインの摂取は、今回調査した卵巣予備能の指標においては、影響はみられませんでした。

喫煙と血中FSH濃度の関係については、年齢があがるほど強くなる傾向がありました。

喫煙者の血中FSH濃度は、非喫煙者に比べて、30歳では、0.3mIU/ml、35歳では、1.3mIU/ml、40歳では3.2mIU/ml、そして、45歳では、6.9mIU/ml高いことが分かりました。

このことは、喫煙は、卵巣の老化を促進することを示しています。
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妊孕性に影響する因子
2007年02月06日
Human Reproduction doi:10.1093 del496
喫煙や飲酒、カフェインの摂取等の生活習慣が、女性の卵巣機能にどの程度の影響を及ぼすのかを調査した結果、喫煙は、卵巣機能の低下の目安となるFSH(卵胞刺激ホルモン)を高めることから、喫煙は卵巣年齢を高めることが明らかになりました。
http://www.akanbou.com/news/news.2007020601.html


2011年4月25日(月)日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C938195
95E0E1E2E2EB8DE0E6E2E6E0E2E3E386989FE2E2E2;at=ALL
http://blogs.yahoo.co.jp/go_sinzan/36764235.html

放射線と生活習慣の発がんの相対リスク比較
受動喫煙の女性 1.02~1.03倍
野菜不足 1.06倍
100~200ミリシーベルトを浴びる 1.08倍
塩分の取りすぎ 1.11~1.15倍
200~500ミリシーベルトを浴びる 1.16倍
運動不足 1.15~1.19倍
肥満 1.22倍
1000~2000ミリシーベルトを浴びる 1.4倍
毎日2合以上の飲酒 1.4倍
2000ミリシーベルト以上浴びる 1.6倍
喫煙 1.6倍
毎日3合以上の飲酒 1.6倍
(注)相対リスクは、例えば喫煙者と非喫煙者のがんの頻度を比較した数字

日経新聞2011年4月17日(日)朝刊「ナゾ謎かがく」
また弱い放射線をあらかじめ浴びた細胞は、その後の強い照射に対して抵抗性を示す実験結果もある。ワクチン接種によって免疫が強まるような現象だ。低線量の放射線が体の免疫機能を高めるなど体にプラスに働くとの研究もある。


商業化の抑制が進歩をもたらすことについて

 農工商は第一次・第二次・第三次産業に該当するが、原価に上乗せする付加価値(つまり取引時の中間搾取にたす分)に反比例して必需性が減少していく(=壟断)。この商業者の労働力搾取による社会格差化を逓減させるために付加価値税・消費税が存在する。
 もし商業が過大で農工業が過小な社会があれば生産性がへっていくが、農工業が過大で商業が過小な社会があれば生産性はふえていく。前者は付加価値の搾取という業務形態の為に原価をへらそうとしてかいたたくが、後者は原価があがる方がのぞましいために競合他者にくらべて品質を改善するかおなじしなものの生産力をたかめるからだ。これは慣習の差といえる。つまり商業者がへるほど社会の生産性はたかまる。商業者のおおさは貨幣経済の浸透度にすぎない。
 国民総生産は貨幣経済のとりひき量ではかられてきたが、そのなかですら上記の原理がはたらくだろう。生産的な社会とその逆の消費的な社会があったばあい、前者の内容はさまざまな製品や増大する人口のために進歩していくが後者はその両方がうしなわれていく方向づけになるため後退していくはずだ。こうして商業化の必然的結果としての所得格差は、地域に資源の寡占と人口減少をもたらす。この商業地の衰退は、人口流入によってまかなわれていくことがおおい様にみえるが、実際には大都市化とその滅亡ということは文明のどこでもおこってきた。そのはいりこみのなんらかの原因、たとえば過剰人口であるか職業不足による新規流入者のほとんどは淘汰され次世代で除去されてしまうから、結果はおなじになるだろう。
 社会のなかで政治が要請されるのは、純粋に経済的にみれば徴税による所得調整措置を通じて商業化を抑制するためだろう。そしてこの役割の総量は商業慣習が浸透する程度に比例し、循環波状的にそれをあとおいする。ではなぜ商業慣習が浸透する場面があるのかといえば、地域ごとに生産性に偏差があるからだ。ある地域の生産性とほかの地域のそれがことなっていたときに、ゆたかながわからまずしいがわへの壟断が生じる。しかし生産性の改良は農工業にとっては必然的に日々生じていくから、そのひとびとのなかでの才能の出現や選択率に地域ごとにかたよりがあるのは地域の地政的な文化条件ならびに偶然によるだろう。おそらく、この地政的条件づけのため、政治学の予見性とその高度化が必要になるのだろう。
 北茨城市や茨城県は、この道理にもとづけば非商業化という一見すると東京化に逆行するみちをたどることが将来的にもただしいことになる。もし以上の見解が経済学的にただしければ、東京化をめざして商業化していく首都圏南部の神奈川県と、わたしのすんでいる北茨城市をふくめて農工業化をめざす首都圏北部の茨城県は、東京の商業化に対して洞察的にとった態度の相違によって、まったくことなる未来のすがたになるだろう。進歩という面からみて、わたしのみているこの道理は茨城県のがわをめぐむはずだ。

2013年5月11日

資産・収入・所得の高齢者偏重

 現在60歳以上の高齢者が日本の資産・収入・所得の過半以上を持っている。
1世帯あたり資産額・収入額
0歳~59歳8359万円<60歳以上9949万円
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4690.html
再分配所得は65歳以上で9割
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4668.html


2013年5月6日

生産的な模範関東北部と、搾取的な悪例関東南部

栃木食料自給率72%>茨城食料自給率70%=イギリス食料自給率70%>日本食料自給率39%>神奈川食料自給率3%>東京食料自給率1%

茨城県の耕地率は日本一。全国最低は東京。

茨城県の中学男子体力は日本一。全国最低は東京。

東京電力株式会社のピンはね比=99.76%
2012年東京電力株式会社 売上高 連結5兆3494億4500万円
2004年原発交付金 福島県 年約130億円

東京都の東京電力株式会社からの株主配当 年25億6千万円
東京電力株式配当による東京都民一人あたりの搾取額年194円

茨城県内の一般家庭の電力総需要:50万kW
茨城県内の発電施設の主な発電供給出力:757万kw
内訳
鹿島火力発電所:440万kW
茨城県・東海村にある東海第二原子力発電所(日本原子力発電株式会社の本社は東京都):110万kw
鹿島共同発電所:105万kW
常陸那珂火力発電所:100万kW
パワーステーション茨城(バイオマス発電所):1.5万kW
山梨県   86万人
群馬県  201万人
栃木県  201万人
茨城県  297万人→首都圏へ供給707万kw
静岡県  377万人
以上北関東3県+2県の人口1200万人→電力需要200万kW
千葉県  622万人
埼玉県  720万人
神奈川県 905万人
東京都 1316万人
以上南関東4都県の人口3600万人→電力需要600万kW

http://www.maff.go.jp/kanto/kids/graph/graph03.html
http://www.japan-now.com/article/186406079.html
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/04/15/1332461_4.pdf
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%BA%90%E4%B8%89%E6%B3%95
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B
http://melma.com/backnumber_90715_5142774/
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110630-OYT1T00082.htm
http://logsoku.com/thread/hatsukari.2ch.net/news/1306361824/
http://www.toukei.metro.tokyo.jp/jsuikei/js-index.htm
http://melma.com/backnumber_90715_5142774/
http://www.japc.co.jp/plant/tokai/dai2top.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E7%81%AB%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E5%85%B1%E5%90%8C%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E9%99%B8%E9%82%A3%E7%8F%82%E7%81%AB%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
http://www.gpower.jp/company/index.htm

2013年5月4日

賭博の習癖は遺伝的である可能性

ギャンブルの好き嫌い、脳の特定分泌物が左右
京大など解明
2012/2/21 21:04
 脳内に特定の分泌物が少ない人ほどギャンブルに慎重であるという研究成果を、京都大学の高橋英彦准教授が放射線医学総合研究所と共同でまとめた。

 高橋准教授らは成人男子19人を対象に実験。ギャンブルで得られる利益が賭け金の何倍以上だと参加するか聞き取り調査をした。その後、がんの診断にも使う陽電子放射断層撮影装置(PET)で脳内の「ノルアドレナリントランスポーター」という分泌物の量を調べた。量が少ない人ほど、賭け金に対して得られる報酬が多くないと参加しない慎重な傾向が出た。~
 研究成果は21日付の米の分子生物学専門誌モレキュラー・サイキアトリー(電子版)に掲載された。
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2103Y_R20C12A2CR8000/?dg=1

ギャンブルにはまる人、脳に特徴 京都大が発見 2012年2月21日20時8分


脳内の神経のつなぎ目(シナプス)から分泌された情報伝達物質「ノルアドレナリン」を回収する取り込み口の密度を、脳の画像診断装置で調べたところ、慎重でない人ほど高く、「同額ほどでも参加する人」は、「8倍でないと参加しない人」の約2倍だった。~
朝日新聞デジタル
http://megalodon.jp/2012-0222-1301-47/www.asahi.com/science/update/0221/OSK201202210074.html
以上の記事から、賭博が単なる習慣ではなく、脳内分泌されるノルアドレナリントランスポーター量およびその回収口に比例する習性とすれば、これはひとつの遺伝的形質である可能性がある。つまりその行動傾向は、深刻な賭博依存者や、地域の賭博施設利用者人口などにはむしろ特定の脳の傾向をもったひとびとにとっての本能、あるいはもしそれがかれらの生活にとって深刻な損失をもたらしている環境下にあれば遺伝疾患にちかいものであるかもしれない。今後、このノルアドレナリン回収口や、ノルアドレナリントランスポーター量が後天的に習慣で変化するのかがたしかめられるべきだ。

2013年5月3日

復興ではなく災害地域助成

関根 千佳
2012年2月11日 21:55
福島のUD委員会で、驚愕する発言が観光協会からあった。壊れた旅館を建て直すのに、せっかくだからユニバーサルデザインで、と少しだけアクセシブルにしようとしたら、復旧なんだから完全に元通りじゃなきゃ補助金出せない!という国のお達しがあったとか・・・・。
神戸のときは、その後にものすごくUDが進んだのに、なんという違い。これでは50年後、100年後に禍根を残す復旧復興になってしまう。高齢化の進む東北こそUDが必要なのに。福島県民がかわいそうでならない。いったい誰に訴えればいいんだろう????
http://www.facebook.com/csekine/posts/368899553120650
 こういうおかしな役人が復旧とか復興ということばを妄信し、地域の自立をさまたげているとしたら復興庁という名目で、公共の福祉のための災害地域助成が阻害されているのはあきらかといえる。

2013年5月2日

シリコンバレーと筑波の環境の類似性

技術者の宝庫・シリコンバレー
――シリコンバレーの生活環境とは、どのようなものなのでしょうか?
松井 朝早い人が多いです。基本的には9時出社で、6~7時に出社する人もいます。フレックス制ですが、10時に出勤する人は少ないですね。出社が遅い人は独身者に多い。家族がある人は、子供の学校が7時半くらいに始まりますから、子供を送ったあと、そのまま出社する。通勤時間は車で15~20分というのが普通ですね。シリコンバレーはかつて果樹園が広がっていたような田舎町で、ほかに何もなかったところです。今だって車で20分も行けば何もない。山に囲まれた盆地のようなところで、基本的に田舎。アップルの本社があるところも昔は果樹園でした。日本でシリコンバレーと同じ雰囲気を持った土地がどこかといえば、筑波あたりをイメージすればいいかもしれません。若者なら、「こんな刺激がないところには住めない」という人もいます。ただ、家族持ちにとっては、学校教育の環境も充実していて住みやすい。移民も多く、ニューヨークに匹敵するほどです。そのため、子供たちは2カ国語話せることが普通なんです。3カ国語、4カ国語もちらほらいる。それだけアメリカの中でも、特殊な環境なんです。普通の公立高校からもハーバード大学などの有名大学にたくさん入学しますから、ここで子供に教育を受けさせたいという人も多い。エンジニアばかりが集まることによって、より特殊な環境になっているのです。
アップル元社員語る「過酷な社内政治とクレイジーな要求」松井博氏
http://biz-journal.jp/2012/07/post_416.html
つくば市はシリコンバレーからまなぶべき点を吸収すべきかもしれない。