2014年11月2日

茨城県近未来構想

 衣食足りて礼節を知る、といった様に、物質が無限に豊かな事は天国の必要条件である。また、幸福度は主に所得についての社会的平等が達成されるほど高くなる。つまり調整的所得平等は天国の十分条件である。こうして、累進税率が高く、しかも自由市場が保たれている状態が理想の社会体制であり、それはわが福祉主義の論旨と一致する。但し、この様な社会は構成員としての王か貴族、あるいは民衆どれかにこれを洞察する徳が備わっていなければ成立しづらいので、茨城県域が賢さを高める事が天国化の第一歩となる。
 私は魅力度と呼ばれている観光集客指標を高める手立てに天国化の道筋が必然に一致する事として、茨城県大学町構想を提案する。この地域には既に人口当たり日本一の研究所集積があるので、今後は大学を建設あるいは誘致し、人口当たり大学数を研究所数ともども世界一として、地球の学術中心地を茨城県とするのである。