2019年9月24日

KPOPは世界的成功によって地域差別を乗り越えられる証拠であり茨城圏の一つの模範

KPOPをあれだけ馬鹿にしてた人達、完全に大差でTWICEとかBTSとかにユーチューブの視聴回数でも世界的な人気でも負けて、今頃どう思っているのだろうか? この意味で芸術もやはり、公平な土壌で戦っていると思う。日本的・東京的な忖度空間って世界次元だと完全に無視される、嘘と悪意の集まりだ。裏を返すと、都民全般が「周り」である都民の多数派がいい、いいといっているものが、単に彼らのローカルな、「東京地方」のはやりにすぎないのに、それ以外をダサいといって中華思想バイアスで貶めている文脈そのものを、KPOPが完璧に彼ら以上の商業芸術で乗り越えたのだと思う。
 僕はTWICEがやってる(JYPにやらされている)ことを、茨城県の単位でどこかの芸能事務所にやってほしかった。これからでもできるならやってほしい。それは東京都民による差別の悪意を暴くからだ。トゥワイスも大阪人や韓国人いるし、完全に東京的な門地・人種差別の枠組みを批判的に潰していると思う。
 KPOPの男性アーティストは、私が男だからかもしれんけどあんまり魅力的にみえないんだけど、女性に関してはいわゆる妓生文化の延長にあって、完璧な歌舞を洗練させるという方に最大の才能を発揮してるのではないだろうか? この点で、中途半端アキバ芸妓の類がなんなのかさっぱり今の今までわからん。
 秋元康は、「会いに行けるアイドル」とかいい、ヘタウマ素人臭さをわざとなんだろうけど出しまくらせ、飲み屋の酌婦みたいなののの少女買春版みたいな、世界的に見ても異様な奇形文化を作り出した。そして僕は最初から今までそれが物凄く嫌いだった。それはTWICEが世界標準と証明してくれたと思う。東京のオタク文化に媚を売り、児童買春モドキの女衒ごっこをしていたのが秋元康、そしてつんくのお二方であって、日本人全般はそれが当たり前みたいに洗脳されつつあった。しかし少女時代とTWICEというKPOPで流行した女性アイドルが出てきたお陰で、より大人の女性が普通に魅力的と証明されたわけだ。
 僕はKPOPの男性アイドルについては、まだ「いいね」と思ったことないので、これは自分は芸術鑑賞者なので、単に異性愛者だからじゃないと思うのだが、それは構造的な意味がないからじゃないだろうか。KPOPの文脈的な意義は、今述べた東京ロリコン業界を潰してくれたのと、東亜人種差別の脱構築だ。日本のネット右翼の人らは、少女時代が出てきた時も娼婦みたいだといいやたらめったら差別していた。確かに、妓生的構造があるから曲によってそういう色彩があったと思うのだが、結局は、次にTWICEが日韓台の国を超えたアジア人で構成され世界で流行するという、脱人種差別的枠組みの前置きになった。

 ま大抵の人達は、アイドル音楽の置かれている構造なんて「純粋音楽的に」分析してないだろうし、単に金かけて整形美女みたいのが艶めかしく歌って踊ってるから紅白に出すんだろうが、根底にあるのは文化差別に対する戦いなんだろうな、と私は思う。イスマンもそういう意図で芸能事務所作ってたと思う。
 少なくとも女性観に関する限りは、イ・スマンとパク・ジニョンが世界文化史に果たした役割はかなり特筆すべきで、オリエンタリズムの強化に過ぎなかったとしても、アジア人女性が美に関して人種差別される構造的枠組みはなくなったに等しいと思う。それは彼らが韓国・東亜系芸能人を流行させたからだ。しかし、秋元康やつんくがそういう差別に対する戦いという構造的意図をもっていたかといえば、全くもっていなかったと思うので、私はこの点で、文化史的に全く評価していない。別に私に評価されなくてもどうでもいいだろうが。世界的影響も大してなく、東京ローカルのロリコン受けに過ぎなかった。
 BTSくらいしかしらないけども、韓国人の男性アイドルに関しても、恐らくアジア人男性が置かれている人種差別的位置を、歌舞の芸能によって一部改善してるのだろうと思うのである。そしてこの仕事は、東京ローカルでかっこつけ自慢しつつ田舎搾取するしか目的がなかったジャニーズにはできなかった。

 一体何が明暗をわけたかだが、第一に、東京ローカル文化は、国内市場搾取・田舎差別を目的として志が低すぎた。だから最初から最後まで国内で自画自賛して金儲けして、正に東京的で低俗かつ奇形な三流芸能で終わった。対してKPOPは、最初から日本市場含む、世界に打って出ていた。しかも志も高かった。
 嘗てビートルズが流行した。しかし現時点での音楽市場に最適化している度合いでいったら、ユーチューブの反応みてるとKPOPも世界規模でそれとほぼ同じくらいの所に到達してると思う。アジア人でそういう大衆性の次元に行ってたのはスキヤキソングくらいだったので、圧倒的に凄い話ではないだろうか。

 私は東京が全般的に嫌いだから(お前らの持ち物な東海第二原発さっさと片付けろ、人んちの近くに置くな)、東京圏の芸能事務所もできたら応援したくないのだが、もう完全に、完膚なきまでKPOPに、全面負けてるのは明白なので、いい気味だと思ってこれを書いてるのだ。しかも差別されていた側が勝った。
 ま、茨城県も東京人一般、いや関西人だの中部人だの含め(誰がどんな発言してたか私は神の如く記憶力がいいので全部覚えてるのだが)一部の県外人から普段から差別されまくっているので、このKPOP勢が東京ローカル文化を完璧に乗り越えた点を参考に、世界的成功を果たせば茨城単独で勝てると言いたい。いずれ東京ローカル文化を、或いは京都ローカル文化を、このKPOP勢の完全勝利の如く、完膚なきまでに叩きのめす。しかもコンセプト段階から意図的に完全に乗り越えて、誰の目がみても上位に立ったことが分かる状態に到達する。これは全く不可能ではないし、寧ろ世界的成功だけに集中すればいいのだ。
 私がなぜそうしたいかといえば、私を差別してきた極悪人どもに制裁する義務があるからである。そしてそれはこの世の正義なので、必ずきっかりと地獄で落とし前をつける必要があると確信し、そのため手段を選ばず全世界にあらゆる戦略を張り巡らすと共に、着実に地歩を進め続けるだけの話ということだ。