2017年1月13日

茨城郷士教育論

 茨城県民を郷土愛的な戦士の性格に育てる事が、県民教育の方向性であるべきだ。いいかえると、かつてでいう郷士、武士、侍の気質、郷里に対する国防者の気質を涵養するべきだ。
 現状の茨城県民の子供の体力は全日本で1位から2位であり、五輪選手のメダル数も全国で2番目に多い。これらに加え、男性比率が最も高く、武張る方面にかけては非常に有利な条件にある。東京都の平均的な子供の体力は全国47位、最下位であり、体力及び武に関して圧倒的に不利である。それに加え都民の子供の学力は8位ほどと頭でっかちであり、また人口過密や文化慣習から来た性の堕落により軟派であって、都外の雄々しい男性を過度に恐れて群れるほど比弱で女々しい傾向にある。これをかんがみると、男性らしい男性という気質を茨城県民の過半数がかつても今も持っているし、今後ももっていくだろう事が予想され、この特徴は九州地方に見られるよう単に放任されるべきではなく、郷里とそこの仲間を愛し、茨城県、常陸の国を優先的に防衛する郷士として育てられる事で最良の成果となることだろう。いいかえると、茨城の善美と日本最古の地層の残る前石器時代から現代まで一貫して続く長い独自の歴史に対する愛県教育が最も優先的になされるべきことで、それに加えて、他県及び他国との違いから、他をも十分に知るという地域学的な興味を、県民全てに啓蒙するべきである。
 ジェンダー、性差の問題があるとすれば、武張るという表現にあわないかもしれないが、少なくとも女性も愛郷心の高い人間となるように、基本的に同様の教育が与えられるべきだといえるだろう。そしてこれらの愛県教育は、日本国というものへの帰属心や依存心ではなくて、茨城県の独立心を強化するようになされるべきといえる。なぜなら日本国政側は各県を目的とはしておらず、単に部分としてみているからであり、我々自身とは根本的に目的が違うのである。我々の目的はこの県、茨城と常陸国並びにその後裔にとって可能な限りにおいての永遠幸福と自足であり、仮に茨城県民が何らかの形で日本国に貢献したとしても、それは我々の公徳からきた副作用でしかありえないからだ。要するに日本国政は茨城県民にとって飽くまでもオプション、おまけなのだと教える事が有益である。この自己本位性が啓蒙された県民は、己の良心と判断に基づいて郷里の仲間の幸福を図るのであり、東京や西国をはじめ無知無学でしかない外部の衆愚や独裁者からのうつろいやすい偏見や悪意ある風評、わが県に関してあらゆる分裂を画策する陰謀、侵略に頑として抗い、そしてあらゆる嫉妬をも気にしない、気骨ある、心魂逞しい人間となるだろう。