2016年2月10日

民族哲学

それ自体の民族哲学が生まれていない国、もしくは喪失した国、従って、外部からの影響を受けやすい国に、左翼は悪魔のように巧みな嘘で誘い、自己の足場を見つけてしまう。(ゴーリキー)

 水戸学は日本の保守層の原典となり、天皇家に慕う人々の集まりを支配層におしあげている民族哲学だということができる。しかしながら、現代の新水戸学派にとって重要なのは、旧水戸学を批判的に考証する事である。
 近未来の日本は我々の主張する先住権と地方権を中心につくられるものであり、ここにおいて旧水戸学との調和を図る為には、旧皇室、即ち天皇家の水戸市民化が必要となる。