2020年6月6日

茨城空港の愛称変更の是非を話し合う有識者会議の全委員や議事録など事態を明らかにすべし

空港の英語名もとめた有識者会議(「茨城空港の愛称変更の是非を話し合う有識者会議(座長:戸崎肇)」)って、2019年(令和元年)12月に行われた茨城県議会でロンドン近郊の5つの空港を引き合いに西野一議員(自由民主党、常陸太田市、大子町)が東京を冠するのはどうか云々といってから一体だれで構成されてたのか県庁ははっきりさせてほしい。
 東京マスコミだのネット世論の動きだの見てたが、戸崎という教授を含め、茨城県を貶めた結果に終わったのは明らかなので、その会議の委員は全員が有責者だと思う。
 世論をみずとも東京を冠すること自体が馬鹿げているというのが常識的な目からみたらわかる話だと私も思うし、県民世論はほぼ全てがそうだったと知事もいう。で、そのパブリックコメントも全部公開すべきだ。ゲーム禁止令を無理やり通した香川県議でパブコメが捏造だった事件もあるんだし、そういう不正やってまで一部の寡頭的意見(それもよい意味で貴族的意見ならいいが、総合的におかしなもの)をごりおししようとする動きは傲慢な人がいると起きてこないとはいえない。特に、今みたいに自民が寡頭政を敷いていると。

 その委員らは、恐らく県議かなにかからできているのだろうけど、構造的におかしな決定をしたのは明らかとなった。だって県民投票でもやろうものなら9割超が反対する様な異様な意見を、パプコメを完全無視してまで最終答申までもっていっちゃったのだ。万が一、県知事が自民の犬状態だったら、あるいは皇族関係者なり官邸なりに圧力かけられてるなり、カネやらコネやら何かで間接的に買収されていたら、普通に県民の9割が絶対いやだ迷惑だといってる意見を採用してしまっていた可能性がある。警告越えてレッドカードの事例だといっていいだろう。
 したがってその委員らの実名と出自を全部明らかにした上で、一体どういう構造的な問題がそんな頭の随分悪いシステムエラーはじき出したのか分析しなおし、二度と起きないようしくみから変えていかないといけないだろう。
 これも多分だが、結論ありきで座長を無理やり都内から引っ張ってきた可能性がかなり考えられる。会議とは名ばかりで、実際には一部議員の意向を正当化する為の根回しの類で、県民全般にとって的はずれな言説をすることがわかっている戸崎という大阪出身で、茨城に縁もゆかりもない東京人をわざと権威のよう祭っていたのではないか? そういう「悪さ」「おいた」をやってしまったということ自体、県政の中での有識者会議が腐敗した構造を持っている証である。今の段階で悪さの芽を摘んでおかないと次はどんな馬鹿げた答申で県政を乱すか知れたものではない。

 ちなみにここでいいたいのは、個々の意見を自由に出したヒト自体を責めたいといっているのではない。勿論それもばれはするだろうが、その人個人の真剣な意見は尊重されなければならない。そうでなく、構造的に「結論ありきの無駄会議」とか、「権威づけのための御用権威」とか、「異論を許さない全会一致の幻想」とか、ファシズム的な寡頭政をおしすすめようとするしくみそのものを正して、もっと多様な意見を包摂できたり、県民世論とか県民投票を含めてパブリックコメントをしやすく手続きも透明化しすべての意見自体を必ず公開するとか、そもそも有識者会議と名のついた利権団体みたいなものは法で規制するとか、似た様なエラーがしくみの上でおきないようにする必要があるということだ。