2016年11月24日

『茨城魅力度最上位論』

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最初の記事『茨城×ハイアートによる後光効果』
記事はつぎつぎ追加されていく予定です。


2016年11月17日

茨城少数派・高級ブランド理論

 ブランドイメージの社会的価値にはスノッブ型、ヴェブレン型、バンドワゴン型があり、このうち他者との差別化をめざすのがスノッブ型とヴェブレン型、同調をめざすのがバンドワゴン型である。
 スノッブ型は他人と同じブランドを保有するのを嫌がる欲求であり、ヴェブレン型は名声や虚栄を得る為にブランドを消費し高級品を保有したい欲求である。これらに対してバンドワゴン型は他人と同じブランドを持ちたいという欲求であり、積極同調と消極同調に分けられる。積極の方は仲間意識か理想とする人への同一化の為、消極の方は周りが知らないブランドを持つことによる恥ずかしさを避け話題を合わせる欲求であるとされる。
 わが県のブランドイメージ戦略には上記のうち、スノッブ型とヴェブレン型の結合が必要だということになる。そして明白に、バンドワゴン型のブランド戦略者と差別化しきる必要がある。具体的に差別化する相手は北海道、沖縄、京都(個別の都市では、鎌倉、神戸、札幌)である。これらの地域は魅力度調査で明らかなよう、バンドワゴン型の同調傾向をもつ特徴がある。そして人々にはこれら大衆的な、誰もが知っている観光地を低俗であるとか、低級である、飽きたとみなす傾向もある。即ち、茨城は先ず誰にも知られていない、けがされていない、神秘的である、といった旧ジパングに類した秘境としての自己イメージをつくらねばならない。特に西日本の人々はほぼ弥生時代以後に移民してきた中韓系の種族集団であり、前石器、縄文、常陸国時代から茨城県時代に至る連綿たる歴史のある、我々側の情報を殆ど知らない。風土記をも知らないのは西国の民族の無知と低学識を示すが、それをも含めて、我々は既存のステルス効果、無知のヴェールによる暗幕効果を最大限に活用しなければならない。つまりできうる限り自己の内部情報を隠し、外部から中身をうかがい知れないステルス性をますます高める事が必要だ。更に、ヴェブレン型を狙って高級イメージを徹底的に極める必要がある。県内から発信する情報を意図的に限定し、高級感をこれでもかというほどに演出しきる。大衆・低俗なイメージを持たれる機会を最大限に避ける。その様な場面には絶対に出ないようにする。だから秘密の県民ショーの様な番組に出ることも絶対に避けねばならないし、テレビに出るといった機会も、世界の王侯貴族や富裕層との会談などヴェブレン型の場合に限って出演しなければならない。まとめると、スノッブ型による反大衆、ヴェブレン型による優越感、これらが結合した茨城型の少数派・高級ブランドイメージを作るべきである。大衆的・安売り市場の真逆、貴族的(専門)・高級市場をひとり進むのが差別化の目的である。したがって主に低所得地帯が多い西日本を顧客ターゲットからはずし、西国からの評価を得る宣伝はそこにいる一部富裕層を除き原則的に諦め撤退、西国を放置しかれらを大衆安売り市場に誘導、かつわが県にはおもに都内の高所得層ならびに世界の高級客をのみ集中的にマーケティングしよびよせる。すなわちこのマイナー・ラグジュアリー市場(少数派・高級市場)のみに特化する施策が有効だ。また、ステルス性を最大限に利用する為には、茨城というブランド名義を前面化する事を極力避け、「日本」「国産」「made in Japan」の名を利用し、それが茨城である事の顕示は客があえて努力してはじめて知れる程度に抑える事が上品な習慣として攻略的である。
 北海道、沖縄、京都(個別の都市では、鎌倉、神戸、札幌)は商業的観光地としての大衆市場に適応している。しかも世界規模の大衆商業市場なのだから今後も大衆客が増えこそすれとりかえしがつかない。これら大規模な大衆観光誘致戦略の真逆を行き、情報発信力をあえて鍛えず限られた情報を徹底して高級なもののみに集中、サービスを上質化すると同時に価格プレミアムを敢えて多めに徴収するようにし、数を限った贅沢客の市場のみに特化する事。これがわが県の取るべき今後の戦略的茨城ブランド方針だ。この方針は県知事、県政の生活大県理念とも一致する。なぜなら数の少ない上質客向けに特化する事は、県民生活の平穏と調和する上に、観光業の面でも好適なヴェブレン効果、つまり知られざる高級品を消費する事、知られざる最高級と日本で最も長い歴史を訪れ遊び味わう事による顕示欲、選ばれし理解者としての見栄の満足をもたらすからだ。一言でいえば、茨城の高級化が最善の方針である。わが市の六角堂、あるいは西山荘、弘道館、偕楽園と好文亭など水戸徳川家のもっている歴史的遺産、佐竹寺を含め現秋田県知事の佐竹氏との協働、そして偕楽園や弘道館に植樹された梅、桜を含め歴代の常陸国司に該当する親王及び常陸宮殿下を始めとした皇族の威光も、この茨城高級化ブランドの実践に役立つ可能性が高いといえよう。結城紬や常陸野ネストビール、カガミクリスタル、笠間焼、わが市の手作り鯉幟天心焼等もここに該当する。合言葉は高級化だ。


生き残りの反撃

 東海第二原発の延長前に、あらゆる実力行使で原子力規制委員会と日本原電に示威行動を行うべきだろう。相手が悪法を盾にとって首都圏の全国民の命と財産、そしてかけがえのない国土と郷土の誇りを一方的な暴力で奪おうとしているのだから、倍返しの報復が義務だということだ。これまで東海第一、第二の両原発から散々暴利をむさぼってきた日本原電並びにその法人税収を得てきた東京都庁、そしてこの悪業を行わせた自民党閥日本政府、これらに寄生している皇室は完全にわれわれ日本国民の天敵である。天敵がわれわれ日本人の命を奪おうとしているのに、無抵抗でひたすらな搾取被害と死という犠牲に甘んじるべきだろうか。
 仮に福島原発事故規模の大事故が起きて、というよりすぐ隣で世界最悪の大公害が起き続けているのにわが県で当然同じ事故がおきないわけはないのだが、搾取、かねもうけ目的に安全だとほざくすさまじい悪徳の詐欺師に騙される馬鹿がどこにいるのだろう。
 法を悪用している原子力規制委員会と日本政府、そして日本原電と東京都庁が極悪人なのであり、これらの極悪人は金ほしさにわれわれを悪法の乱用という暴力で殺戮しようとしているわけだ。金のほうが日本人の命より大事だ、というのが原子力規制委員会、日本政府、日本原電、東京都庁、皇室らの見解だ。これら下衆のみならずその来世代も地獄堕ち確定の極悪種族であるのはいうまでもないが、さらに呆れるばかりの悪意のかたまりである冤罪や金権利権で腐りきった宮内庁御用達の記者クラブマスコミの情報悪用、世論扇動、そして犯罪都民集団での五輪・放射性廃棄物ごみ捨ての隠蔽等、ありとあらゆる悪意を以て単なる金ほしさに原発再稼働での日本人殺戮にのりだしてきている。したがって現行法のすべての側面を利用し尽くしてわれわれ日本人はこれら命を奪おうとしてきている天敵に全知力・全生命力で反撃するべきであり、その為には日本国に潜在している全リソースを蕩尽しきってしかるべきですらあり、これら天敵を二度と復活しないまで完膚までなきに殲滅してよいのである。生き残りの為に少しでも力を出し惜しみしてはいけない。死ねば元も子もない。合法の反撃によって不可能なら、革命権の行使による天敵の徹底排除で日本人の命を守る政治を復活させ、大公害を誘導している極悪企業の外部不経済へ新政府の宣言を以て滅多微塵な制裁をおこなわねばならない。


2016年11月2日

対日県内サービス戦略について

 ゲイン・ロス効果(gain loss)あるいは期待不一致によって、顧客はサービスへの期待度が事前に低いほど、質の高いサービスによって感動・満足しやすい。ほかに期待効果によって事前の期待が高いほど、合理化による認知の歪みで満足が高まりやすい。さらにサービス自体の品質によるパフォーマンス効果がある。
 上記のうち、わが県はゲインロスに特化する事が戦略的だということができるだろう。対日本人へ事前の期待度が田中章雄(ブランド総合研究所)と都内のマスコミにより極端に下げられている為、質の高いサービスを提供すればするほど、顧客満足度が極端に高まりやすい条件がある、と捉えられる。つまり茨城の対日外交上の最適化戦略は、県内サービスの質を明らかに日本一、できれば世界一の程度にしておく事だ。
 観光業においてはサービスの質を上げる、という基本を徹底すればよく、県民に関しては対外的なお出迎え、おもてなし、ほか客商売の質を上げる、県内訪問者へゲインロス狙いのきわめて質の高い好意的対応を心がける事が習慣づけられるべきだ、ということになるだろう。勿論、悪意のある訪問者を攘夷によって見分ける必要はある。これらを最適化する為には、おそらくサービス業を主とした資本主義化が最も合理的だという事になるだろう。慈善心の涵養については、行き過ぎるとお人よしになりかねないが、少なくとも憎悪心を育むよりましだろう。つまり、茨城を憎み、無知のゆえわけなく蔑む人々を憐れみ、情け深く対応していく事が、態度として十分である。