黄門様の印籠「効果ない」放送 水戸市、BPOに意見書
朝日新聞デジタル 3月1日(火)17時58分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160301-00000043-asahi-soci水戸市は1日、TBS系バラエティー番組「水曜日のダウンタウン」が2月3日に放送した市内でロケしたコーナーに放送倫理上問題があり、内容に虚偽があるとした意見書を放送倫理・番組向上機構(BPO)に提出したと発表した。
意見書などによると、コーナーは、TBS系で長年放送されていた時代劇「水戸黄門」で有名になった印籠(いんろう)が今でも効果があるかどうかを検証する内容。黄門役の高齢男性が水戸駅前で若者グループに対して喫煙行為を注意し、「助さん格さん」役の男性2人が登場して印籠を示したが、若者グループは注意を無視して、終始暴力的な言動を繰り返す様が放送された。最後にコメンテーター役の男性芸人が「ドキュメントを見せてしまいました」といい、コーナーは終わった。
市は、TBSが意図的に作った状況にもかかわらず、ドキュメンタリーであるかのように放送したなどと抗議。「やらせという行為にあたると思われる」として、番組内での謝罪・訂正を求めていた。「治安の悪さを見て、観光の予定を取りやめた」「水戸市のイメージが最悪になった」などと市に苦情や抗議が寄せられていたという。
TBS広報部は「水戸市に対しましては、BPOへの意見書を十分に検討した上で、今後も誠意をもって対応してまいります」とコメントした。
ざっくり言うと
- 3日放送の「水曜日のダウンタウン」で役者が、不良に絡まれる一幕があった
- 水戸黄門の印籠効果を試すべく、ロケで若者を注意していると相手が激怒
- 印籠を取り出すも効果はなく、黄門役の役者が謝罪して場を収めた
http://news.livedoor.com/article/detail/11142791/「水曜日のダウンタウン」で高齢者がヤンキーに絡まれるピンチ…松本人志も心配
3日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)で、ロケ中に高齢の役者が、ヤンキーに絡まれる一幕があった。
番組では、東京03の角田晃広がプレゼンターとして登場し、「水戸なら今でも印籠効果あるんじゃないか説」を検証したVTRを紹介した。茨城県水戸市では、水戸黄門の印籠を出せば、悪人がひれ伏すのではないかというのだ。
この説を検証するため、高齢の男性俳優が水戸黄門役として、水戸駅周辺のマナーの悪い人に注意をしていく。マナーの悪い人が反抗的な態度をとったところで、助さん格さんが登場して印籠を振りかざす、という段取りだ。
この調査で、黄門が「みなさんね。あっちでタバコ吸わないと行けないんだよ」と喫煙所以外でタバコを吸っている若者に注意する場面があった。若者は「俺ら遊んでっからさ。ガタガタうっせーからどっか行ってくんね」と反抗する。
その後も、黄門が注意を続けていると、若者は「どっか行けよ、早く」「じじい、やんのかコノヤロー」と怒り始める。
ここで助さん格さんが登場して「控えおろう」「この紋所が目に入らぬか」と印籠を取り出すも、若者は「バカじゃねぇのかコノヤロー」「バカにしてんのか」と火に油を注ぐこととなってしまった。
助さん格さんは「ここにおわすのは、恐れ多くも…」と定番のセリフを言おうとするも、言い切る前に、若者が「黙れコノヤロー」と怒鳴られてしまった。結局、若者が印籠にはひれ伏すことはなく、黄門が謝罪して、その場を収めたのだった。
この検証VTRを見て、ダウンタウンの松本人志は「ドキドキするわ」とコメント。角田も「ドキュメントを見せてしまいました」と反省し、松本は「2度とやめてね」と注意したのだった。