2014年10月22日

北茨城市民アートスペース構想

 北茨城市行政は、旧同市立病院と旧同市立図書館の既存建物に耐震補強工事を施したうえで内外の壁を白塗りとし、同市民アートスペースとして同市内在住の芸術家らへ無償で美術制作・展示スペース用に貸し出すべきだ。また、同じように市内の雨情通り商店街など磯原駅周辺の空き店舗を同行政が借りてアートギャラリー用に市民の芸術家らへ無償で貸し出すべきである。将来的には、中郷地区にある無数の郊外型店舗が撤退後、同様のアートスペースとして同市行政がそれを借り上げ同市内の芸術家らに無償で貸し出すのがいい。これらのアート援助行政、即ちパトロン行政によって、同市在住の若い芸術家らに生活の途を与え、かつ芸術活動によるジェントリフィケーションに伴って若い世代が定着する様あるいは同市域の魅力度を内外へ誇示するよう導いていくべきである。広域的には、茨城県北地区の高級化による若者定着度の増進を起こすことができるし、かつ同県全体を率いて日本国内外に魅力度を世界化する原因となる行政行為となるだろう。なぜなら、天心や横山ら朦朧派の北茨城近代美術が既にして世界的なものなので、単に天心による東洋のバルビゾン構想に付加価値を与え外部経済化することになるからだ。この同市民アートスペース構想実現後は、五浦美術館からの回遊客によるギャラリー需要と同市内制作美術品需要の掘り起こしによる、偉大な町興しも期待できよう。
 これに伴い雨情通りの下水道には蓋をして、下水の臭いがしないよう行政側が工夫するべきだ。