……ジャック・マーの予言の中でも、2016年に杭州市の雲栖で開催したコンベンションでの発言が注目され続けてきました。
「インターネット時代になり、伝統的な小売業はECに圧迫されています。未来では、オフライン小売とオンライン小売は深く結合し、さらに物流、マーケティングもビッグデータ、クラウドなどの新しいテクノロジーを利用するようになり、新しい『新小売』という概念を構築していくことになります。ECの時代は終わり、伝統的な小売は改革され、すべての小売業は新小売にアップグレードされることになるでしょう」。
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これは店舗と配達の2本立てではありません。「来店/スマホ注文」「持ち帰り/配達」を自由に組み合わせることができます。
1)来店をして、商品を自分の目で選んで、持って帰る。従来のスタイルです。
2)来店をして買った商品を配達してもらう。重たい水や油を買った時に利用します。
3)スマホで注文して、配達。店舗ECのスタイルです。
4)スマホで注文して、店舗受け取り。レジャーに出かける時など、時間の節約になります。
――もうECは死んだ。中国で大流行の「新小売」に日本も乗り遅れるな=牧野武文、マネーボイス
上でいわれている「新小売り」が今後の商店の世界標準になるのは、コロナ禍の趨勢からいっても明らかなので、北茨城市内の商店街もだが、県内の既存小売店は「店倉合一」として店舗を展示場としても、その場で注文もできる状態としても、共に維持しながら、スマホ注文で配達・店舗受け取りどちらも可能にするのが生き残る為に必須となる筈だ。例えばケーズデンキは、スマホ予約は電話を使う必要があるかもしれないので現時点で微妙だろうけどが、既にそれを実現していると思う。
単にこの方式は物を売る店だけでなく、飲食店にもあたると思う。通販、出前、先に予約しておいて店で食べる、どれもできる状態が望ましいからだ。
1.店で食べる
2.通販で食品を買う
3.出前で食べる
4.先に予約しておいて店で待ち時間なく食べる
この4つが同時にできるのを「飲食店版・店倉合一」と定義すると、既に例えばマクドナルドは――特にウーバーイーツで出前できる状態だとその様な方針になっている。ウーバーイーツが県内でも使える様になれば規模の経済でそこに出店する飲食店が増えると思うが、通販サイトもそれ以外に用意する必要がある。直売か、アマゾン・楽天いづれかに出店が通常の方式だろうけど、市、県、あるいは常磐圏、又は首都圏北部の単位で、商工会か個人・法人が、飲食店の直売・出前リンクを集めたまとめサイトを作るべきかと思う。